初誕生(はつたんじゅう) | 佐久鯉元祖/佐久ホテル/天然温泉

1428年・室町時代創業の信州一の老舗旅館。お食事だけのお客様も大歓迎。全室個室でのんびりゆったり名物の鯉料理に舌鼓

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2017.02.01

初誕生(はつたんじゅう)


赤ちゃんが最初に迎える誕生祝のことで、誕生(たんじょう)ではなく佐久地方ではタンジュウと呼ぶ。

まず家族一同で氏神様に参り感謝の祈りを捧げる。

一升餅をついてお重に入れ子供に背負わせ”一生喰うに困らぬ”ことを願う。餅に砂糖を入れると優しい人間に育つといい、塩味にすると強い子になるとも言う。

餅を背負わせた子供は必ず、転ばせる。子供は幽世から顕世に来た霊止(ヒト)であり、この世に落ち着かせるように転ばせるのだ。

転ばない子供はそのまま幽世(あのよ)へ行ってしまうとされ、縁起が悪いといわれた。

またこの餅は隣近所や親戚などにも分け、福配りをする。宴席の前に子供に箕をかぶせる。箕とは農作業で使う巨大な竹ざるである。

これを子供の背中に背負わせる。亀のように長生きするように祈る。

そして麺棒を杖のように持たせ歩かせるがこれも長寿を願うものだ。

次に「えらびとり」を行う。

まず床の間に筆、はさみ、ものさし、杯など様々な日用品をならべ子供に好きなものを取らせる。

最初に触ったものに関係する職業に将来つくという。

女の子がハサミを触れば裁縫上手になるといい、男の子が杯を取れば酒飲みになると笑った。

そして箕に子供を座らせ持ち上げ

♪シイナは飛んでけ実はのこれ♪と唄う。

シイナとは結実しない稲穂のことで、実のある人間に育つように祈る。


 

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