2018.12.03

佐久の酒入(さけいれ)文化



佐久地方では「結納」のことを「酒入さけいれ」といいます。つまり婚約の成立のしるしに、両当事者かその親が金銭または品物を取り交わすことです。また結納のことを佐久では

樽入れとか、御酒入れ、〆酒入れ、とも言います。結納が済んだことを「酒が入った」ともいいます。酒入は吉日の夜に神前で行うのが本義でしたが現代では昼間に料亭や旅館等にて

行うのが主流です。結納品は文房具店にある九品セットが主流です。以前は角樽を交換し、その酒で婚礼の約束をしたので「酒入」といわれるようになったそうですが、今ではそれを

省略する場合が多いです。当日は座敷の床の間に神号の入った軸を掛け、仲人(佐久ではチュウニンと読むのが伝統)、新郎、新婦、両親がならび、結納品を交換します。

まず仲人が開式口上を言います。新郎父から結納品を新婦側に「小林家からの結納品です幾久しくめでたくおおさめください」と言って渡します。

新婦父は「いくひさしくめでたくおおさめいたします」といいます。次に新郎側に「佐藤家からの結納品です幾久しくめでたくおおさめください」と言って渡します。新郎父は「いくひさしくめでたくおおさめいたします」といいます。次に床の間の酒器の清酒を酌み交わします。その後で一席もうけ、食事会となります。なお両席は新郎新婦が上座、中座、下座のケースがありますが、これは仲人の指図に従うことになっています。また結納品や取り交わし方法などすべて仲人が指図するのが伝統です。


■佐久の酒入(さけいれ)文化

 
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