シナノユキマスの宿「佐久ホテル」。 | 佐久ホテル

シナノユキマス（信濃雪鱒）は学名:Coregonus lavaretus maraenaといいます。ポーランド原産のサケ科コレゴヌス属に分類される魚類です。
ロシア語名で「ペリヤジ」、「マレーナ」と言います。「シナノユキマス」は長野県産の流通名です。
湖沼性の魚で低水温を好みます。銀白色で頭から背にかけて青みを帯びた暗灰色の美しい姿をしています。
日本では昭和元年に琵琶湖に放流されますが失敗しました。昭和44年には青森県が養殖を試みますが失敗に終わりました。
そして昭和50年年に長野県佐久水産試験場が世界で初めて事業規模での完全養殖に成功しました。この時に真っ先に調理の依頼を受けたのが佐久ホテル篠澤秀夫社長
（故人）でした。社長が「コレゴヌスという魚の調理を頼まれたが、コレ殺す！みたいな名前でヤダなあ」と笑っていたを思い出します。8年後には長野県知事により
「シナノユキマス（信濃雪鱒）」と命名されました。現在ではこの魚は佐久の名物でもあり、また釣りの対象魚としても人気です。身は、あっさりと美味しく
臭味もなく、刺身、酢〆、吸物、焼魚、煮付、天婦羅、フライ、炊込飯、燻製などは最高です。とくに卵はゴールデンキャビアと絶賛されるほどの珍味です。
佐久ホテルではこの魚を今もご提供し続けています。※1週間以上前に予約して下さい。お一人様８，０００円からです。




●シナノユキマスの宿「佐久ホテル」。