佐久ホテルの主な箸袋。 | 佐久ホテル

◎寿：元文二年に当館当主篠澤包淑が八条英朝から賜った八穀良司のおめでたい漢詩が紹介されています。 ◎忘年会：謝恩惜歳の文字が表に、内部には荻原井泉水が昭和五年に当館で
詠んだ「わらやふるゆきつもる」の句の紹介。 ◎献春：梅の絵に新年のご挨拶が書かれています。内部には当館に逗留された北原白秋の作品紹介。 ◎符節麗春：幕末に当館で市川萬庵が読んだ小橋流水の漢詩の紹介、表には荻原
井泉水が描いたスイセンの絵。 ◎送別会：桜の絵に歌詞（贈る言葉、岩村田追分節、星影のワルツ、惜別の唄）。◎秋：菊の絵に、佐藤春夫が戦時中に佐久ホテルで詠んだ
「根腰山すそ萩尾花秋は浅間の煙さへ」の歌。文字は若女将の実父。 ◎鯉：佐久鯉の絵に大正時代に若山牧水が佐久ホテルで詠んだ「なるほど旨きこの鯉 佐久の鯉」の歌と佐久ホテル
で毎年行われる「佐久鯉誕生の日イベント」の紹介。 ◎夏用：カニの絵に「流れ来て急がぬ水やよし雀」の一句。 ◎法事用：蓮の絵に「なつかしき遺影のほほえみ菊あかり」の句、
内部には当館当主篠澤包淑が寛延三年に岩村田藩主の法事料理を西念寺に献上した時の献立紹介。



■佐久ホテルの主な箸袋。