REPORTピックアップレポート

ご存じですか?変化する【がん】環境

2021.03.16

子どもたちへのがん教育。
2016年にモデル校においてがん教育が開始され、翌年から順次、全国の小・中・高校において、がん教育が実施されているそうです。

“生涯のうち国民の2人に1人がかかると推測されるがん、国としても重要な課題、健康に関する国民の基礎的教育として身に着けておくべきもの……”


2012年6月、政府が策定したがん対策推進基本計画において、子どもに対し健康と命の大切さ、適切な健康管理と、がん及びがん患者に対する正しい知識と認識をもつよう教育することを目指し、がん教育推進が始まりました。
従来の学習に加え、ITや経済さらにがんの知識教育。
いずれも必要な学習ではありますが、児童生徒そして教職員の皆さんの負担が気になります。


さて。
がんにかかる人、亡くなる人は年々増加。
国としてもがんを最も大きな健康課題とし、先述のがん教育と合わせ、早期発見のためのがん検診受診率向上、望ましい生活習慣のPRなど、様々な対策を講じています。

がんとは、正常な細胞の遺伝子に傷がついてできる異常な細胞のかたまりの中で、悪性のものをいいます。
健康な人の体でも毎日多数のがん細胞が生まれていますが、免疫が働きがん細胞を死滅させています。
しかし、この免疫がストレスや年を取るなどして低下すると、発生したがん細胞を死滅させるのが難しくなってしまいます。

がんは遺伝、喫煙や飲酒、運動不足、偏った食事などの生活習慣、細菌・ウィルスなどの感染が原因になると考えられていますが、ピロリ菌による胃がん、肝炎ウィルスによる肝がん、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん以外のほとんどのがんについては、その発生原因は分かっていません。
そのため、毎年新しい治療が開発されています。

がんの治療としては、
健康保険によるがんの三大治療(標準治療)
■手術(外科療法)
■抗がん剤治療(化学療法)
■放射線治療(放射線療法)


加えて、健康保険適用外としては
■重粒子線・陽子線治療(先進医療)
■免疫細胞療法・がん遺伝子検査・ゲノム医療(自由診療※一部健康保険適用※)

などがあります。

がんの具体的治療方法は、日本癌治療学会と各専門学会によって作成された『診療ガイドライン』によって決められた標準治療が優先されます。
このガイドラインに載っていない治療法を受けるためには、【情報】さらに【資金準備】が大変重要になります。

いざ、適切ながん治療の情報を得たとしても、高額な負担になる場合、治療自体を諦めざるを得ない場合も…

そんな時、一助となるのが<診断一時金タイプのがん保険>そして<保険会社の無料情報提供サービス>です。

実際にいくら備えるべきかはケースバイケースで、保険料との兼ね合いもありますが、本音を言えば高額な治療だけでなく、治療に伴う家計の収入減にも対応できる保険金額を設定したいところ。
実際、2014年5月に東京都福祉保健局が調査した「がん患者の就労等に関する実態調査」報告書によると、
個人の収入が減ったと回答したのは56.8%
世帯収入が減ったと回答したのは45.0%


患者本人だけでなく配偶者や家族が仕事を休まざるをえない、子どもの勉学に不自由をかけてしまう、など…
大切な家族に大きな負担がかかります。
罹患時そして再発してしまった場合でも、複数回保険から前払いで現金が出れば、当面の金銭的不安なく治療に専念できるかもしれません。


がん治療の進化とともに、がん保険も大きく変化しています。
昨年来、がん保険の大手会社から見直しを促す文書が送られてきたお宅も多いかと思います。
そんなタイミングで、ご自身と家族のがん保険について改めて考えていただくのもよいでしょう。

……私がお手伝いします。

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー竹内 かおる

長野県上田市在住ファイナンシャルプランナーです。詳細はこちらから

RANKINGピックアップレポート