小諸城址懐古園紅葉情報(2015年11月13日) | 小諸城址 懐古園(かいこえん)

春の桜、秋の紅葉、動物園、遊園地、様々な記念館を有した城址公園

小諸城址 懐古園(かいこえん)

2015.11.13

小諸城址懐古園紅葉情報(2015年11月13日)

懐古園の紅葉の色どりを飾るように、今日も太陽がのぼり始めました。牡蠣(かき)のような燃え玉が茜色(あかねいろ)に光り、空でそっと微笑んでいます。もうじき冬将軍が訪れるのでしょう。でも、昼間はまだ暖かさが残っています。北から吹いてくる風が冬将軍の旅人なら、南から吹いてくる風は陽ざしの方舟(はこぶね)。北の風と南の風がちょうど落ち合うその場所が、我らがふるさと・小諸の懐古園なのです。懐古園は今、見渡すかぎりの紅葉の衣装と、多くの人の温もりでいっぱいです。


昨日、以下の写真にもありますが、懐古園では絵をお書きになっている方が多くいらっしゃいました。油絵、水彩画、鉛筆など、それぞれ使う材質も、構図も違いますが、懐古園の美しさを見つめる瞳だけはみな同じように輝いていました。


紅葉で真っ赤な葉を懸命に落とす懐古園の樹々たちよ、沈む夕陽を隠すほどあなたの背中は大きかった。樹木の枝を通り抜けた木漏れ日が、芝生の上に注ぎ込んでいます。「もう疲れました」とは言わずに、半分脱ぎかかった枝垂れのカーディガンをそっと静かに地面に下ろそうとしているのです。その束の間の休息は、ミツバチが羽を開いたり閉じたりするようにははっきり見えません。ですが、紅葉の樹々たちは、毎日地面を見つめて、楽しそうにかけっこをしている小さな虫たちのハーモニー音楽会に応援の声をかけ続けます。葉っぱが毎日舞い降りて、細かい無数の花びらを風呂敷みたいに広げて風にたなびかせています。少しずつ落ち傾いて黒くなった葉や枝などは丁寧に生きた樹木の証です。

 

紅葉した葉っぱが地面に落ちて、微生物に分解されます。それは新芽の根となり、土となり、栄養となり、また来年も同じように花を咲かせて、たわわな実を結ぶのでしょう。懐古園では紅葉もたいへん美しいですが、春の生命力にあふれた桜並木も、一見の価値あり、いや毎年、何度でも見るだけの価値がありますよ。


寒さで葉を懸命に黄金色(こがねいろ)に焦がす懐古園の樹々たちよ、人が元気をなくしたあなたをどう言うかはもう関係ありません。どうせ恵みの季節が過ぎれば、樹木の葉はすべて落ちるのです。緑はすべて無くなります。寒い季節には、あたり一面、地面が凍りついてスコップさえも入りません。なのにあなたは凍った地面に根をおろし、来春も花を咲かせて子どもたちや訪れる人々を元気にしようと、毎日懸命に風雨に立ち向かい、嵐の夜も立ち続けています。荒涼とした地面に咲いた人の涙でさえも、如雨露(じょうろ)のような根で吸い上げて、どうかあなただけは、真っ白になった「雪国の花」を目指してください。

 

フクロウは暗闇の中でもまわりを見渡せます。ハブは熱を感知して敵を攻撃します。イルカは言葉に頼らずに仲間と交信ができます。ハチはダンスを踊って遠くの友達ともお話ができます。しかし、「笑うこと」や「泣くこと」は人間にしかできません。懐古園に降り注ぐ陽ざしの中で、葉のささやきや小鳥のさえずりに顔をほころばせ、紅葉を「哀愁」と「達観」で愛でながら、昔の思い出話に「紅(くれない)の涙」を流してはみませんか。懐古園の紅葉の樹々たちを仰ぎ見れば、冬枯れに向かい霞みゆく季節のなかで、とても広くて澄みわたった青空が見られることでしょう。









































 

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